日本語を英語の単語に置き換えただけの間違いがとても多いのですが、今回はそのうちのいくつかを紹介します。
問題
次の空欄に適切な単語を入れましょう。ただし、一語とは限りません。
1. Please ( ) me the way to the station.
教えてください
2. I ( ) that movie star. He is so cool.
知っている
3. You should ( ) this medicine.
飲む必要がある
4. I ( ) a lovey dream last night.
夢を見た
5. This map is ( ).
分かりにくい
6. I do not ( ) when he will come.
分からない
7. I ( ) you.
君のいうことを信じる
8. I ( ) you.
君の人柄を信頼している
9. She ( ) her purse in her home.
忘れた
10. I ( ) you will pass the test.
~だといいね
解答と解説
これ以外にも適切な単語はあると思いますが、一般的には以下のようにいいます。
1.
✖ teach
〇 tell / show
日本語では「教える」ですが、何かについて伝える場合は tell、地図で示したり同行したりして伝える場合はshow を用います。
2.
(ほとんどの場合) ✖ know
(ほとんどの場合) 〇 know of / know about
I know him. はその人と知り合いであるという意味です。つまり相手も自分のことを知っている時に使います。その映画スターと知り合いではなく、一方的に名前を知っているのなら、know of /know about といいます。
3.
✖ drink
〇 take / have
薬を飲むときは、take / have を用います。
4.
✖ saw
〇 had
「夢を見る」はhave a dream といいます。
5.
✖ not understandable
〇 confusing
「分かる」が全てunderstand~ ではありません。この場合「紛らわしい」という意味のconfusing などが適しています。
6.
✖ understand
〇 know
understand は「考えて理解する」という意味です。ここで問題なのは知っているかどうかなので、know が適切です。
7.
✖ trust
〇 believe
解説は8. を参照してください。
8.
✖ believe
〇 believe in / trust
「believe 人」はそのときその人が発した情報などを信じるという意味です。それに対し、「believe in 人」や「trust 人」 は長期に渡りその人の人柄などを信頼しているという意味です。つまり、状況次第では、
I believe in you, but I do not believe you.
ということもあり得ます。
9.
✖ forgot
〇 left
両方とも「何かを忘れる」という意味ですが、forget は持ってくるのを忘れる、leave はどこかに置き忘れるという意味です。置き忘れた場所が書かれているので、ここではleft が適切です。
10.
✖ wish
〇 hope
両方とも「~を願う」という意味ですが、wish の後に節(S+Vを含む2語以上)が続く時は、仮定法として「現実は違うけど、~だったらなあ」という意味になります。その場合、仮定法なので、you would pass the test のように助動詞が過去形になっているはずです。
注)ただしI wish to study abroad. やI wish you a good luck. のように節以外が続くときは、仮定法ではありません。
一方hopeは「現実に起こりえると思って願う」とき(直説法といいます)に用います。
もし間違えて使っている単語があったら、この機会に覚え直しましょう!
こちら↓も参考にしてください。