発音に関し、基礎的なことをご存知の方は多いと思います。舌の位置とか口の開け方とか、色々と日本語と違うことがあるので難しいですよね。
私も th とか l(エル) などの発音にいつも苦労しています。今回は日本で生まれ育ったアメリカ人による書籍の内容の一部をご紹介します。「敢えてカタカナで書くとすれば・・・」と教えてくださいました。
その本は黒柳徹子さんが書かれた『窓際のトットちゃん」の訳者のドロシー・ブリトンさんが、発音について書かれたとてもいい本だったのですが、大変残念なことにその本をなくしてしまいました。
今ではもう販売されていないようです。何度も読んで実践練習をしたので、その記憶を頼りにご紹介します。必ずしも一般的な発音の仕方と同じではないことを、予めご了承ください。
語尾がN / n の発音
最後に舌を上の歯の裏につけ、「ンㇴ」のように発音します。
pen 〇 ペンㇴ ×ペン
bin 〇ビンㇴ ×ビン
~ing の発音
イングではなく最後は「ン」で終わります。
going 〇ゴーイン ×ゴーイング
doing 〇ドゥーイン ×ドゥーイング
ここ大事!
pen を「ペン」と発音すると、ネイティブスピーカーは peng というスペルを想像するかもしれません。
R / r の発音
口をすぼめて発音するので、最初に「ゥ」というつもりで発音しましょう。
rain ゥレインㇴ
run ゥランㇴ
単語の最後の t / k などの発音
最後に「小さなツ」で終わるつもりで発音する
repeat ゥリピートゥッ
black ブラックッ
m の発音
しっかり唇を閉じて発音する
home ホゥム
bottom ボ(バ)トム
w の発音
口を突き出してウを2回いうつもりで発音する
wood ゥウッドゥッ
wish ゥウッイッシュ
注)「ウッドゥッ」では w の音だと分かってもらえないかもしれません。軽く「ウ」と言ってしまったため、ネイティブスピーカーから「w」が弱い(weak)と指摘をうけてしまったことが何回かあります。
y と i の違い
year は ear の前にイを加えるつもりで発音する
ear ィア―
year ィィアー
ドロシーさん、日本人が言いやすいように考えてくださったようです。参考になれば嬉しいです。
こちらも参考にしてください。