英語が聞き取れない原因には色々ありますが、「英語独特の音声ルールについて知らないから」というケースも多いようです。
また、このルールを知らないと、自分が話す英語をネイティブスピーカーに聞き取ってもらえない可能性大です。今回は主な音声変化について簡単に説明します。
「自分が発音できない単語や文は聞き取りにくい」と言われていますので、英語らしい話し方ができるように練習することでリスニング力アップも期待できると思います。
まずはルールを知り、上手に言えるようになるまで(テキストなどを)何度も声に出して練習してみましょう。
抑揚
日本語は比較的平たんに読んだり話したりしますが、それと同じように英語を話すと、ネイティブスピーカーにとって聞きにくい英語になってしまいます。
例えば、東京でのオリンピック開催が決まったときの様子がテレビで何度も流されますが、トーキョーをどう発音していたか思い出していただければ、日本人の発音との違いがわかると思います。
英語では、一つの単語の中でも強い部分と弱い部分があります。
そして、文の中でも強い部分と弱い部分があります。(多くの場合、バランスよく交互になっています)
意味を取るうえで大切な部分は強く、そして、その部分がはっきり聞こえなくても意味がとれる部分は弱く発音します(ただし文法上その部分も必要)。
連結
英語は単語を一つ一つ区切って発音するのではなく、2語や3語がまるで1語のように連結することが多々あります。
前の単語の最後の音が子音で、後の単語の最初の音が母音の時にこのような連結が起こります。ローマ字のルールと似ていますね。
読み方を発音記号で書くとわかりにくいので、敢えてカタカナで書きます。
例)
get it
✖ ゲット イット
〇 ゲッティット
t + i → ti
take it easy
✖ テイク イット イーズィー
〇 テイキッティーズィー
k + i → ki
t + i → ti
脱落
単語の最後の子音を発音しないことがあります。
後ろの単語の最初が母音なら連結しますが、子音で始まる場合、脱落することがあります。
例)
should be
✖ シュッド ビー
〇 シュッビー
and she
✖ アンド シー
〇 アンシー
同化
連結したり脱落するのではなく、言いやすくするため、音が変わる場合があります。
例)
Could you
✖ クッド ユー
〇 クッジュー
as you (know)
✖ アズ ユー
〇 アジュ―
このようなルールを知ったうえで聞くと、かなり聞きやすくなるはずです。
お読みいただき、ありがとうございます。
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