文法の授業で自動詞と他動詞について習いましたよね。そもそも、なぜ2つを区別する必要があるのかについて考えたことはありますか?
ただ「覚えなさい」と言われても、なかなか納得できない人もいらっしゃると思います。
今回は「なぜ覚えた方がいいのか」について考えたいと思います。
なぜ自動詞と他動詞を意識する必要があるのでしょう
1. 正しく発信するため
話したり、書いたり、のように自ら発信する際は、自動詞か他動詞かを意識して、間違わないようにしましょう。
間違えて使うと、意味はわかったとしても、違和感や、ちょっと残念な印象を与えかねません。
例えば以下の2文は間違っています。
1. I reached at the station.
2. I arrived the station.
1. の (到着するという意味の)reach は他動詞なので「~に到着する」という意味です。前置詞の at は「~に」という意味なので、このままでは「~に」が重複しています。
つまり、日本語では「私は、駅にに到着した」と言っていることになります。
『「に」が多いよ』と思いますよね。つまり、at は不要です。
正しくは I reached the station.
2. の arrive は自動詞なので「到着する」という意味です。「~に」がない状態です。
つまり、日本語では「私は、駅、到着した」と言っていることになります。
ちょっと物足りないですよね。
正しくは I arrived at the station.
2. 正しく理解するため
同じ動詞でも両方の用法がある場合があります。
例えば
1. I got a watch.
2. I got tired.
1. は他動詞です。他動詞の get の主な意味は「~を得る」です。
つまり「腕時計を手に入れた」という意味です。
2. は自動詞です。自動詞の get の主な意味は「~になる」です。
つまり「疲れた」という意味です。
ちなみに、reach も他動詞なら「~に到着する」など、自動詞なら「手足などを伸ばす」などの意味があり、自動詞と他動詞は違う状況で使います。
無意識であったとしても、自動詞と他動詞を区別しなければ、間違った解釈をすることになりかねません。
3. テストでも役立ちます
TOEIC、英検、TOEFL、などなど色々な試験において、自動詞か他動詞かを区別できることは大変重要です。どちらなのかを知っていれば、すぐに解ける問題も多いです。
今回は自動詞と他動詞の区別がなぜ大切なのかについて考えてみました。まだあるよ、という方がいらっしゃいましたら、是非教えてください!
こちら↓も参考にしてください。