Obituary とは
「obituaryを読むのが、(わりと)好きです」というと誤解を招くかもしれません。「死亡記事」と和訳されていますが、日本のそれとはかなり違います。
日本では、ある程度有名な人が亡くなったときにのみ、その人の略歴と葬儀情報などが新聞に載りますよね。
(英語圏の)obituaryは一般の人が亡くなった時にも、地元の新聞などに掲載されます。今はネットでも読む事ができます。
写真つきのこともあれば文字だけのこともあります。以下のような情報が含まれることが多いようです。
その人の名前
住んでいた町の名前
誕生日と亡くなった日(例 August 26, 1910 - September 5, 1997)
死因
職歴
人柄
趣味
親交のあった人
信条
など
誰かが亡くなると親族や友達がobituaryを書いて新聞社に送ることが多いようです。亡くなった後の「他己紹介」のようですが、中には自分で自分のobituaryを準備している人もいるそうですよ。
obituaryを読んでいると、多くの人に慕われていたり、何かに打ち込んでいたり、などその人の人生が少しだけわかって、会ったこともないけれど、「お疲れさまでした。」という気持ちになります。
「食べて、飲んで、寝て、笑って、死んだ」
と書かれた、とてもシンプルなobituaryを読んだことがあります(笑)。大柄な女性が満面の笑みを浮かべている写真と共に掲載されていて、なんだかほっこりしました(^^♪
英語で「亡くなる」は?
一般的にはdieや婉曲的な表現のpass awayがよく使われるようです。
文語では、breathe one's last (breath) のような表現もあります。
また俗語でkick the bucketという言い方もあります。
『最高の人生のつくり方』という映画のタイトルのThe Bucket List (直訳:死ぬまでにやっておきたいことのリスト)のbucketはここからきているようです。
英語で「お悔やみ申し上げます」は?
英語でどう言うのか覚えておくと、いざというときに便利だと思います。
丁寧な言い方だと
Please accept my condolences.
(condolencesは「弔意」という意味です。複数形で使います。)
Please accept my deepest sympathies.
(sympathiesは「思いやり」という意味です。複数形で使います。)
もう少し軽い言い方だと
I'm (so) sorry for your loss.
(ここでのsorryは「気の毒に思っている」という意味です。)
日本語でも何と言っていいか分からないことがありますが、そんなときは
I don't know what to say. というだけでも気持ちが伝わるかもしれません。
こちら↓も参考にしてください。