ジュースとjuice
ご存知の方も多いと思いますが、一応確認です。
果汁30%のジュースを英語でいうと?
(30%) fruit drink
juice という単語は使いません。
juice とは果汁や野菜をしぼったままの状態を表します。
つまり果汁100%以外はjuiceとは呼びません。
drink
一般的な飲料はdrinkで表せます。アルコール飲料、水や炭酸飲料などの飲料が含まれます。
なお、動詞として使う場合、Don't drink and drive.(飲んだら飲むな) のように「何を飲むか」書かれていない場合は「お酒を飲む」という意味です。日本語と同じですね。
soft drink
アルコールを含まない飲み物はsoft drinkと呼ばれます。
softといえば、「柔らかい、穏やかな」などの意味が思い浮かびますが、この場合は、「アルコール分を含まない」という意味で使われています。
hard drink
ウィスキーなどのアルコール度数の高い飲料はhard drinkと呼ばれます。
hardといえば、「堅い、厳格な、熱心な」などの意味が思い浮かびますが、この場合は、「アルコール分の多い(22.5%以上)」という意味で使われています。
beverage
やや堅い語ですが、水以外の飲料はbeverageと呼ばれます。
a cup of ~ / a glass of ~
英語の名詞には、可算名詞(数えられる名詞)と不可算名詞(数えられない名詞)があります。例外もありますが、「決まった形があるかどうか」が基準になります。
coffeeやmilkなどの不可算名詞は基本的に数えられませんが、容器や単位や形状を使った表現で数えることが可能です。
学校でこのように習いませんでしたか?
a cup of coffee
a glass of milk
てっきり、
コーヒーはa cup of
牛乳はa glass of
と数えるのかと思っていましたが、
あるとき、
a cup of milk
というフレーズを見つけてビックリ!!
ここ大事!
なんと、違いは「温度」だったのです。
暖かい飲み物は a cup of ~、冷たい飲み物は a glass of ~と数えます。その時にどんな容器を使っているかがポイントです。
(ただし、実際の会話ではI'll have a coffee. のように省略されることも多いようです。また、 a mug of coffee ともいう言い方もあるようです。)
a cup of milk とは暖かい牛乳のことだったのです。
「最初から教えて欲しかった」と思うのは私だけでしょうか。
じゃあ、アイスコーヒーは a glass of coffee???
慣例的にこのような言い方はしないようです。
ちなみにアイスコーヒーは英語でiced coffee (×ice coffee)です。
こちらも参考にしてください。