単数と複数
英語の名詞には単数形と複数形がありますよね。日本語にもあることはありますが、あまり意識していない人も多いのではないでしょうか。
2人以上の場合「男の子たち」ということもありますが、1人でも2人でも同じように「男の子」ということもできますよね。
英語では
ご存知のように英語では boy / boys と明確に使い分けます。
ところが、boys と書いてあっても boy と読む人がとても多いのです!
私も最初はそれほど気にならなかったのですが、あまりにも間違いが多いので、なぜ間違うのかについて興味がわいてきました。
「よく見てください。boy ですか?」と聞くと、「あ、boysですね。」と気づく人もいれば、やっぱり boy と読む人もいます。初級レベルだけでなく、中級レベルでも間違う人が結構いらっしゃいます。
理由はおそらく意識していないからです。単語の最後の最後に(e)sがあろうがなかろうが、あまり気にしていないようです。
大切なのは boy か girl かであって、boy か boys かはそれほど気にならないようです。
つまり、日本語と同じ感覚で英語を使っていると思われます。
違和感
次の日本語を読んでどう感じますか?
「私、消しゴムたちを2個買ったんだ。」
「我が家には、3台テレビたちがあります。」
「りんごたちを、たくさんもらったよ。」
こんな風に聞くと、違和感がありますよね。
ネイティブスピーカーが two eraser(→erasers) / three TV set(→sets) / a lot of apple(→apples) と聞いたときも、同じように(若干)違和感を抱くようです。
少しなら問題ないのかもしれませんが、このような間違いが多いと、テストでは減点されますし、ネイティブスピーカーとの会話やメール交換などにおいても、イメージダウンの可能性があります。
日本語ではあまり気にしませんが、英語では名詞の数も重要です。大きな間違いではないので神経質になりすぎる必要はないと思いますが、(私も含めて)普段から意識することで間違いを減らすことができるはずです。
相互複数
次の例の名詞は常に複数形です。理由を考えてみてください(^^♪
make friends with 仲良くなる
change trains 電車を乗り換える
shake hands 握手する
take turns 交代する
change seats 席を替わる
理由は、「2つまたは2人以上でないと、その動作を行うことができないから」です。参考までに、このような複数は相互複数と呼ばれます。
お読みいただき、ありがとうございます。
よろしければ、こちらの記事も参考にしてください。