今回は動詞と文型の関係についてお伝えします。
次の文が正しいか間違っているか考えましょう。
間違っている場合は、正しい文に直しましょう。
問題
1. I think him attractive.
2. I let her study abroad.
3. I thought him clean his room.
4. I suggested her my plan.
5. I agree that he is a nice guy.
6. I agree you about this matter.
7. I borrowed her this book.
8. Please contact this address.
9. He stood smiling.
10. He stood happy.
解答と解説
1. ○ I think him attractive.
第5文型(SVOC)で、(C)に形容詞の attractive が置かれています。
2. ○ I let her study abroad.
第5文型(SVOC)で、(C)に動詞の study が置かれています。
(C)に動詞を置く事ができる動詞:
次のような動詞に限られます。
使役動詞
make / have / let
知覚動詞
see / watch / look at / hear / listen to / notice / feel など
help
*動詞の原形を使うのは主に口語。to 不定詞を使うこともある。
3. × I thought him clean his room.
第5文型(SVOC) のような文ですが、2. で述べたように、(C)に動詞を置くことができる述語動詞は限られています。
think は (C)に動詞を置く事はできません。
改善例
I thought that he (had) cleaned his room.
彼がしたと思われることを文で表しましょう。
第5文型の (C) については、こちら↓も参考にしてください。
4. × I suggested her my plan.
第4文型(SVOO) の文のようですが、suggest は SVOO の形をとりません。
改善例
I suggested my plan to her.
第3文型(SVO)の後に「前置詞+人」を続けましょう。
5. ○ I agree that he is a nice guy.
第3文型(SVO) で、(O)にthat節が置かれています。
agree は that節を伴うときは、他動詞として使われます。
6. × I agree you about this matter.
人や提案などに同意するという意味のとき、agree は自動詞として使われます。
改善例
I agree with you about this matter.
7. × I borrowed her this book.
第4文型(SVOO) のようですが、borrow は SVOO の形をとりません。
改善例
I borrowed this book from her.
第3文型(SVO)の後に「前置詞+人」を続けましょう。
8. × Please contact this address.
contactは目的語に人を伴います。
改善例
Please contact me at this address.
目的語に「人」を置き、「前置詞+名詞」を続けましょう。
こちら↓も参考にしてください。
9. ○ He stood smiling.
通常 stand は(C)を伴いませんが、分詞を伴うことはできます。
10. × He stood happy.
stand は(C) を伴いません。形容詞の happy が続くことはありません。
改善例
He stood happily.
副詞で修飾することはできます。
このように、それぞれの動詞によって後ろに伴う品詞が違うので、注意が必要です。
辞書などで確認しながら、一つ一つ正確に覚えましょう。
こちら↓も参考にしてください。