今回はパンクチュエーション(句読点)の使い方についてお伝えします。
次の文が正しいかどうか考えましょう。
間違っている場合は正しく直しましょう。
問題
1. Last week, I met Mike who lives in New York.
2. The new project leader is I think very smart and reliable.
3. She is a good teacher who I think is liked by everyone.
4. I have been very busy these days, I need some break.
5. "Safety" is most important.
6. This is what he said, "Never give up".
解答と解説
1. × Last week, I met Mike who lives in New York.
→ Last week, I met Mike, who lives in New York.
関係代名詞の限定用法(コンマなし) は、何人かいる〔いくつかある〕名詞の中から先行詞を限定するときに使います。
先行詞が固有名詞の場合は非限定用法(コンマあり)を用います。
非限定用法は、関係詞節の前で文が完結した後、先行詞についての情報を補足する用法です。
関係詞の非限定用法については、こちら↓も参考にしてください。
2. × The new project leader is I think very smart and reliable.
→ The new project leader is, I think, very smart and reliable.
I think が文中に挿入されています。
このような場合、通例前後にコンマを置きます。
3. ○ She is a good teacher who I think is liked by everyone.
I think が関係代名詞の直後に挿入されています。
補足
関係詞節の中に次のような文が挿入されることがありますが、通例前後にコンマは置きません。
I think
I believe
I know
I hear
など
4. × I have been very busy these days, I need some break.
→ I have been very busy these days, and I need some break.
→ I have been very busy these days; I need some break.
コンマには2つの節(SVを含む2語以上) を繋ぐ役割はありません。
and などの接続詞、または等位接続詞の代わりをするセミコロン( ; ) を使いましょう。
こちら↓も参考にしてください。
5. × "Safety" is most important.
→ Safety is most important.
日本語では、例えば「安全」のように「 」で単語を強調することがありますが、英語の引用符にはそのような使い方はありません。
引用符は、主に誰かの発言の内容や本や記事、映画のタイトルなどを表す際に使います。
6. × This is what he said, "Never give up".
→ This is what he said: "Never give up."
「つまり、すなわち」という意味で具体的な内容を示す前にコロン( : ) を使うのが自然です。
ピリオドは引用符の内側に打ちます。
補足
コンマも引用符の内側に打ちます。
" ," said Tom.
コロンとセミコロンは外側に打ちます。
" ": ~.
" "; ~.
このようにパンクチュエーション(句読点)の使い方には一定の決まりがあります。
日本語と異なる場合もあるので、感覚で使うのではなく正しい使い方を覚えておきましょう。
こちら↓も参考にしてください。