2つの動作が同時に、または連続して行われている状態を付帯状況と呼びます。今回は前置詞 with を用いた付帯状況についてお伝えします。
問題
日本語に合うように空欄に適切な語を入れましょう。一語とは限りません。また、全て単文(主部と述部が一つしかない文)で書きましょう。
1. I was told not to speak ( ).
私は、口の中をいっぱいにして話してはいけないと言われました。
2. ( ) the corner, my children are very excited.
もうすぐクリスマスなので、うちの子ども達は興奮しています。
3. Tom was reading ( ) mouth.
トムは鉛筆を口にくわえて読書をしていました。
4. I brushed my teeth ( ).
私は水を流しっぱなしにして歯磨きをしました。
5. She was listening to the radio ( ).
彼女は目をつむったままラジオを聴いていました。
6. He was sleeping ( ).
彼はテレビをつけっぱなしで眠っていました。
7. Please stand ( ) apart.
脚を少し開いて立ってください。
8. She was thinking ( ).
彼女は両手で頬杖をついて物思いにふけっていました。
9. Tom talked to me ( ).
トムは両手をポケットに入れたまま私に話しかけました。
10. ( ) from home for a while, you must have a lot of free time.
しばらく奥さまが家を空けられるのなら、きっと自由な時間がたくさんあるでしょうね。
解答と解説
「with +(代)名詞」の後ろに形容詞、分詞、副詞、前置詞+名詞、などを続け、副詞的に用いて「~しながら」「~のままで」という意味を表すことができます。
1. I was told not to speak ( with my mouth full ).
私は、口の中をいっぱいにして話してはいけないと言われました。
2. ( With Christmas just around ) the corner, my children are very excited.
もうすぐクリスマスなので、うちの子ども達は興奮しています。
おまけ
Ⓠ (以前も書きましたが)クリスマスは Xmasと省略しますか、それとも X'mas でしょうか?
Ⓐ X'mas という間違いが多いですが、Xmas(アポストロフィー不要) が正解です。
理由)
アポストロフィー(') は省略していることを表しています。
例) I am → I'm
Xmas は何も省略していないので、アポストロフィーは不要です。
ちなみに X は Christ(クライストゥに近い発音) 、つまりキリストを表します。
Ⓠ ではなぜ「X」 がChristを表すのでしょう?
Ⓐ X が十字架を表しているという説が有力のようです。
3. Tom was reading ( with a pencil in his ) mouth.
トムは鉛筆を口にくわえて読書をしていました。
Tom was reading, pencil in mouth. ということもできます。
4. I brushed my teeth ( with the water running ).
私は水を流しっぱなしにして歯を磨きました。
5. She was listening to the radio ( with her eyes closed ).
彼女は目をつむったままラジオを聴いていました。
ここ大事!
4. や5. のように動詞が変化した分詞を続ける場合、with の後の(代)名詞は分詞の意味上の主語を表します。
文の主語と分詞の意味上の主語が異なるとき、このような表現を使います。
分詞を用いる場合については、こちら↓も参考にしてください。
6. He was sleeping ( with the TV on ).
彼はテレビをつけっぱなしで眠っていました。
ここでの on は副詞で、「機械などが作動して」という意味です。
7. Please stand ( with your legs a little ) apart.
脚を少し開いて立ってください。
8. She was thinking ( with her hands on her chin ).
彼女は両手で頬杖をついて物思いにふけっていました。
9. Tom talked to me ( with his hands in his pockets ).
トムは両手をポケットに入れたまま私に話しかけました。
10. ( With your wife away ) from home for a while, you must have a lot of free time.
しばらく奥さまが家を空けられるのなら、きっと自由な時間がたくさんあるでしょうね。
with を使えば、比較的簡単に状況を伝えることができますね。
お読みいただき、ありがとうございました。
こちら↓も参考にしてください。