日本語では人を主語にする場合も、英語では物を主語にした方が自然な場合があります。今回は無生物主語の文についてお伝えします。
問題
日本語に合うように空欄に適切な語を入れましょう。一語とは限りません。最初の文字が書かれている場合もあります。
1. This song ( ) my childhood.
この歌を聴くと、私はいつも子どもの頃を思い出します。
2. The Internet ( e ) a lot of information easily.
インターネットのおかげで、私たちは容易に多くの情報を得ることができます。
3. This bus will ( ) the station.
(あなたが)このバスに乗れば駅まで行けます。
4. His pride ( p ) her gift.
プライドが邪魔して、彼は彼女からの贈り物を受け取れませんでした。
5. His careless driving ( c ) anxiety.
彼の母親は、彼の不注意な運転をとても心配しました。
6. Her pride did not ( a ) it.
プライドが邪魔して、彼女はそれを認めませんでした。
7. Ten minutes' walk will ( ) here.
10分歩けば(あなたは)ここに着きますよ。
8. That failure ( ) job.
あの失敗のおかげで私は職を失いました。
9. This book will ( ).
あなたがこの本を読めば、いい考えが浮かぶでしょう。
10. The noise ( k ) all night.
その騒音のせいで、彼女は一晩中眠れなかった。
11. His joke ( m ).
私は、彼の冗談に笑ってしまいました。
12. Her failure in the entrance examination ( f ) her plans.
入試に失敗したため、彼女は計画を変更せざるを得なかった。
解答と解説
日本語では人が主語でも、英語では物を主語にする方が自然な場合があります。使う動詞はある程度限られているので、この機会に慣れておきましょう。
1. This song ( always reminds me of ) my childhood.
この歌を聴くと、私はいつも子どもの頃を思い出します。
remind +人 +of ~
「主語」は「人」に~を思い出させる
→「主語」を見ると(聞くと) 「人」は~を思い出す
2. The Internet ( enables us to get ) a lot of information easily.
インターネットのおかげで、私たちは容易に多くの情報を得ることができます。
enable +人 +to do ~
「主語」は「人」が~するのを可能にする
→「主語」のおかげで「人」は~できる
3. This bus will ( take you to ) the station.
(あなたが)このバスに乗れば駅まで行けます。
take +人 +to +場所
「主語(道路や乗り物など)」が「人」を「場所」へ連れていく
→「主語」に乗れば(通れば) 「人」が「場所」へ行ける
4. His pride ( prevented him from accepting ) her gift.
プライドが邪魔して、彼は彼女からの贈り物を受け取れませんでした。
prevent +人+ (from) doing ~
「主語」が「人」が~するのを邪魔する
→「主語」のために「人」が~できない
5. His careless driving ( caused her mother great ) anxiety.
彼の母親は、彼の不注意な運転をとても心配しました。
His careless driving caused great anxiety to her mother. でもOKです。
cause+ 人 +物
「人」に「物」をもたらす
→「主語」が「人」が~する原因となる
6. Her pride did not ( allow her to admit ) it.
プライドが邪魔して、彼女はそれを認めませんでした。
allow +人 +to do ~
「主語」が「人」が~するのを許す
→「主語」のおかげで(ために)「人」が~できる
7. Ten minutes' walk will ( bring you ) here.
(あなたが)10分歩けばここに着きますよ。
bring+ 人+場所
「主語」が「人」を「場所」へ連れてくる
→「主語」を~すれば「人」は「場所」へ着く
8. That failure ( cost me my ) job.
あの失敗のおかげで私は職を失いました。
cost +人+物
「主語」が「人」に「物」を失わさせる(犠牲にさせる)
→「主語」のために「人」が~を失う(犠牲になる)
9. This book will ( give you a good idea ).
あなたがこの本を読めば、いい考えが浮かぶでしょう。
give +人+物
「主語」が「人」に「物」を持たせる
→「主語」が「人」に~させる
10. The noise ( kept her awake ) all night.
その騒音のせいで、彼女は一晩中眠れなかった。
この場合、「眠れなかった」を awake(目覚めて) で表すのが自然です。
keep+人+名詞、形容詞など
「主語」が「人」を~にしておく
→「主語」のために「人」は~だ
11. His joke ( made me laugh ).
私は、彼の冗談に笑ってしまいました。
make +人 +動詞、形容詞など
「主語」が「人」に~させる
→「主語」のために「人」がする、~の状態になる
12. Her failure in the entrance examination ( forced her to change ) her plans.
入試に失敗したため、彼女は計画を変更せざるを得なかった。
force+人+to do ~
「主語」が強制的に「人」に~させる
→「主語」のために「人」が~さざるを得ない
無生物主語を使いこなせると、表現の幅が広がりますね。また、英語ではその方が自然な場合もあるので、この機会に基本的な文を覚えてしまいましょう。
お読みいただき、ありがとうございました。
7月20日(土)と21日(日)はブログをお休みします。
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