球団名
団体競技である野球チームの多くは、名前の最後に複数の "s" がついていますよね。
Giants
Tigers
Lions
Dragons
など
でも、ついていない球団が…
わりと有名な話なのでご存知の方もいらっしゃると思いますが、Carps じゃなくて Carp なのには理由があります。
それは、carp (鯉) が「単複同形」だからです。
単複同形とは
通常、可算名詞の複数形の語尾には (e)s がつきますが、単数形も複数形も同じ単語があります。
carp もその仲間です。数えられますが、a carp / two carp / three carp のように単数でも複数でも carp です。
なんでも、球団側は最初 carps としていましたが、「単複同形だから、carp では?」という指摘を受けて修正したらしいです。
その他、sheep / salmon / deer / fish なども単複同形の可算名詞です。
共通点にお気づきですか?全て群れで行動していますよね。
遠くから見ると、ひとつに見えるようです。
発展編
単複同形には、常に "s" がつく単語もあります。
means (手段) / species (種) / series (シリーズ) など
一つでも、a means といいます。
4つの発音
複数形には次の4種類の音があります。
1. 【ts】 rabits
2. 【s】 books
3. 【z】 workers
4. 【i:z】 watches
英語において名詞の数が大切なことが、球団名からもわかりますね。
こちらも参考にしてください。