watch と see
同じ「映画を観る」でも動詞が変わると状況も違います。以下の2文を比べてみてください。
友達と、ある映画について話しているとします。そこで友達がこう言いました。
1. I watched the movie.
2. I saw the movie.
実際には「どこで」、「いつ」、「誰と」などの情報が続くことが多いのですが、今は動詞だけに注目しましょう。
どこで映画を観たのでしょう
watch は意識を向けて動いているものを観察したり、じっと見るときに使われます。
1. は、小さなテレビ画面を(見ようと意識して)映画を観たことがわかります。つまり、自宅で観たと思われます。
see は視界に入ってくるという意味で、何かを見ようと意識するのではなく、ただ目を開けていれば自然に見えるときに使います。
2. は 、意識しなくても視界に入ってきたのですから、大きなスクリーンで観たことがわかります。つまり、映画館で観たと思われます。
watch と look at
次の2文も状況が違います。
3. She watched the man.
4. She looket at the man.
どんな風に見たのでしょう
watch は意識を向けて動いているものを観察したり、じっと見るときに使われます。
3. はその男性のことをじっくり観察したことがわかります。
look at は意識を向けて、静止している人や物を見る時に使われます。
4. は顔の向きを変えるなどして、その男性の方をちらっと見たことがわかります。
see と look at
状況に応じて動詞を使い分けましょう。
5. We can see a lot of stars in the sky.
6. Look at the stars in the sky.
see は視界に入ってくるという意味で、何かを見ようと意識するのではなく、ただ目を開けていれば自然に見えるときに使います。
5. は特に意識しなくても星が見える状況を伝えています。
look at は意識を向けて、静止している人や物を見る時に使われます。
6. は空を見上げるなどして、意識して星を見て欲しいときに使う表現です。
まとめ
watch は意識を向けて動いているものを観察したり、じっと見るときに使われます。
see は視界に入ってくるという意味で、何かを見ようと意識するのではなく、ただ目を開けていれば自然に見えるときに使います。
look at は意識を向けて、静止している人や物を見る時に使われます。
3つの動詞を状況に応じて使い分けましょう。
こちら↓も参考にしてください。