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英語における接続表現(接続詞と副詞)の違い (and / but / so / moreover / however / therefore など)

接続詞と副詞

接続表現の中には「接続詞」と「副詞」があるのをご存知でしょうか。品詞が違うと使い方も違います。

 

例えば以下の文は文法的に正しいでしょうか、それとも間違っているでしょうか。

 

1.  He studied very hard, however he did not pass the test.

2.  He studied very hard, but he did not pass the test.

3.  He studied very hard. However, he did not pass the test.

 

解説

2つの単語の意味は同じですが、however副詞で、but接続詞です。

but のような「接続詞」は2つの節(S+Vを含む語のかたまり)を結ぶことができます

 

従って2. は正しい文です。

 

ところが「副詞」は2つの節を結ぶことはできません

 

従って、1. の文は間違っていますが、文を2つに分けて副詞を文頭に置いている3. は正しい文です。

 

1. のような間違いがとても多いので、要注意です。

 

なお、howeverは必ずしも文頭だけとは限りません。

3. は、He, however, did not ~. のように書くこともできます。

 

セミコロン

 それから、「(,)コンマ」ではなく、接続詞の代わりをする「(;)セミコロン」と一緒なら、1. の文も正解です。

〇  He studied very hard; however he did not pass the test.

 

接続副詞

however のように、接続詞と同じような意味を持つ副詞を特に接続副詞と呼ぶことがあります。以下のような接続副詞がよく使われます。

 

besides / moreover   その上

also    ~もまた

nevertheless   それにもかかわらず

therefore     それゆえ

thus   このように

otherwise     さもなければ

instead   代わりに

likewise   同様に

など

 

↑これらは全て副詞なので、2つの節を結ぶことはできません。1つの文の中でセミコロンと共に用いるか、または2文に分けて、2文目の文頭で用いましょう。

 

butの使い方

以下の文は正しいでしょうか、それとも間違っているでしょうか。

 

4.  He studied very hard. But he did not pass the test.

5.  He studied very hard, but he did not pass the test.

6.  He wanted to go to Hawaii, but his wife wanted to go to Italy.

 

ご存知ですか?

 4. のようにBut を文頭に置く文も口語ではよく見かけますが、実はフォーマルな文書では避けた方がいいと考えられています。

 

というのは、and / but / or のような等位接続詞の役割は、2つの節などを対等な関係で結び付けることだからです。つまり、「A but B 」のように1つの文の中で結び付けるのが正しい使い方ですので、厳密には 5. が正しい文だといえます。

 

but の後には逆説が続きます

6. のような間違いをよく見かけます。「~(だ)けど」という日本語から but を使う日本人がとても多いのですが、but は逆説の前だけに用います。

 

彼はハワイに行きたい

奥さんはイタリアに行きたい

 

ここ大事!

この2文は逆説ではなく、2つの地名を並べているだけです。

 

従って6. の文の接続詞は but ではなく and が適切です。

 

なお、以下の場合は逆説なので but が適切です。

He wanted to go to Hawaii, but his wife did not want to (go there).

(~、でも奥さんは行きたくなかった)

 

以上、接続表現を使う際によくある間違いでした。これまで間違えて使っていた方がいらっしゃったら、正しい使い方を上書きしてくださいね。

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。