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助動詞の can / could を使いこなしましょう |「過去の能力」を表す際は特に注意! | 能力、可能性、許可、提案、依頼、指示、推量、疑い、否定

助動詞の can といえば「~できる」という意味がまず頭に浮かぶと思いますが、実はこの can / could 、意外と複雑なんです。今回は can / could についてお伝えします。

 

 

問題

助動詞 can / could に注意して次の文の意味を考えましょう。

 

 1.  Tom can come to the party.

 

 2.  Tom could come to the party.

 

 3.  Tom could swim fast when he was a kid.

 

 4.  You can use my computer.

 

 5.  I could go there with you.

 

 6.  You could come with me.

 

 7.  Anyone can make mistakes.

 

 8.  Can the rumor be true?

 

 9.  The rumor could not be true.

 

10.  Could you help me with my homework?

 

 

解答と解説

1.  Tom can come to the party.

 トムはパーティーに来る(行く)ことができます

can は「能力」や「可能」を表します。

 

補足

comego の使い分けに注意しましょう。

come は話者または(話しかけられている)相手のいる所へ向かう動作を表します。この文では、話者の家でパーティーが行われる場合や、話者もパーティーに行く場合が考えられます。例えば「今行きます」という場合、相手の所へ向かうので、I'm coming. (× I'm going.)と言います。

 

go はそれ以外の場所に行く場合に使われます。

 

 

 

 2.  Tom could come to the party.

トムはパーティーに来る可能性があります

ここ大事!

could が過去に「能力」があったという意味で用いられることはありますが、それは習慣的能力、または一定期間続く能力のときだけです。この文のように一度だけできた場合に could は使えません。(ただし、否定なら一度だけでも could not でOK)

 

この文では推量を表していると考えられます。このルールを知らない人がとても多く(私は学校で習った記憶がありません)、間違って使っている人がとても多いので、気をつけましょう。

 

ただし could が「時制の一致」で「能力」を表すことはあります。Tom said, "I can come to the party."→ Tom said that he could come to the party.

 

詳しくはこちら↓を参考にしてください。

 

www.keiko.work

 

 

 3.  Tom could swim fast when he was a kid.

トムは子どもの頃、速く泳ぐことができました

could一定期間続く過去の能力を表します。(2. のような、過去の一度だけの能力はcould で表す事はできません。)

 

なお、この文はwhen ~のような過去であることがわかる節が続いているため、「過去」の能力を表していると考えることができますが、過去であることが明らかでない場合は可能性を表すcould と区別するため、be able to で代用することが多いようです。

 

 

 

 4.  You can use my computer.

 私のコンピューターを使ってもいいですよ

can / could は「許可」を表しています。could は can より丁寧な印象です。

 

 

 

 5.  I could go there with you.

 私があなたと一緒にそこへ行ってもいいですよ

can / could は「~してもいいですよ」という「控えめな提案」を表します。could は can より可能性が低くなるので、本当はあまり乗り気でないというニュアンスになることもあるようです。行く気がある場合 can を使う方がいいかもしれませんね。

 

 

 

 6.  You could come with me.

 一緒に来ませんか

can / could は「よかったら~してください」という「提案」や「軽い指示」を表します。could は can より丁寧な印象です。

 

 

 

 7.  Anyone can make mistakes.

 だれでも過ちを犯すことはあります

can は「~することがあり得る」という「可能性」や「推量」を表します。

 

なお、この例文のように理論上ありうるときには通常 can を用い、特定の事例の場合は could / may / might を用います。

例)He  could/may/might  be with Tom. (彼はトムと一緒いるかもしれませんよ)

 

 

 8.  Can the rumor be true?

 そのうわさは本当でしょうか

can / could は 驚きや不安などの感情を伴い、「~はあり得るだろうか」という「強い疑いの気持ち」を表します。couldcan より可能性が低くなります。

 

比較

単に事実を確認したいときは、Is the rumor true? と言います。

 

 

 

 9.  The rumor could not be true.

 そのうわさが本当であるはずがありません

can not / could not は 「~であるはずがない」という「強い否定の気持ち」を表します。couldcan より可能性が低くなります。

比較

単に事実を伝えたいときは、The rumor is not true. と言います。

 

 

ここ大事!

1.「強い疑問」と「強い否定」の気持ちは can / could (not) を使い、「~に違いない」という「強い確信」を表す場合は must を使います。

 

2.「~だったはずがない」のように過去のことを否定するときは、could not ではなく「cannot / could not + have +過去分詞」で表します。

 

詳しくはこちら↓を参考にしてください。

 

www.keiko.work

 

 

 

10.  Could you help me with my homework?

宿題を手伝ってくださいませんか。

can / could は「~してくださいますか」と「依頼」するときに使います。could の方が canより丁寧です。

 

 

 助動詞が過去形になると、可能性が低くなったり、丁寧になったりします。(どちらなのかは文脈次第です。)

詳しくは、こちら↓を参考にしてください。

 

www.keiko.work

 

 

can / could って意外と複雑なんです。

can / could の気持ち:「私(僕?) のこと軽くみないで!」(笑)

 

 

過去を表すときの形もそれぞれの意味によって違うので要注意です。

could が過去を表すのは、一定期間続くの能力を表すときだけ(ただし、否定文では一度だけできなかったときでも使える)

それ以外の過去は、 can/could +have +過去分詞

 

助動詞を使いこなせると、色々なニュアンスを使い分けることができます

まずは can を使いこなしましょう!!

 

お読みいただき、ありがとうございます。