今回は時制についてお伝えします。
問題
1.時制とは?
2.時制の 8 つのパターン(例:現在形)とその形は?
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解説と解答
1.時制とは?
★「時制」は「述語動詞の変化」のことです。
*述語動詞は,英語の文の主な要素である,主語,述語動詞,目的語,補語の4つのうちのひとつで,文の中で重要な役割を果たします。
「時制」は,単に「どの時点か」という時間の情報だけを表しているわけではありません。
★動詞を*語形変化させたり,助動詞を加えたりすることで,進行中や完了済みなどの「動作や状態の経過状況」や,「丁寧さ」や「確信度」なども表します。
*動詞は意味や時制などに合わせて次のように語形変化します。文字通り「形」が変わります。
・原形 (例 be〔come〕)
・現在形 (例 is/am/are〔come/comes〕)
・過去形 (例 was/were〔came〕)
・過去分詞形 (例 been〔come〕)
・~ing 形 (例 being〔coming〕)
*~ing形には「現在分詞」と「動名詞」があります。
こちら↓も参考にしてください。
2.時制の 8 つのパターン(例:現在形)とその形は?
英語の時制は「2つのテンス」と「4つのアスペクト」を掛け合わせた8つのパターンがあります。
テンスとは:
いつの時点のことかを表します。
動詞は「現在」と「過去」の2つのテンスによって語形変化します。
例)
現在形 play(s)
過去形 played
補足:
英語の動詞には「現在形」と「過去形」の2つしかなく,「未来形」という決まった形はありません。
「未来」を表す場合は,〈will[be going to] + 動詞の原形〉などの形で表します。
アスペクトとは:
物事の経過状況や様態のことで,直前,進行中,継続,完了,など,物事がどの段階かを表します。
「単純」「進行」「完了」「完了進行」の4つのアスペクトがあります。
8つのパターンとそれぞれの形:
1.現在単純形(現在形)
★動詞の現在形を使う
★主語が 3 人称単数の時は動詞に-(e)sをつける。
例)I play tennis every Sunday.
2.過去単純形(過去形)
★動詞の過去形を使う
例)I played tennis last Sunday.
補足:
未来形:
★〈will[be going to] + 動詞の原形〉など
例)I will[am going to] play tennis tomorrow afternoon.
3.現在進行形
★〈is / am / are + 現在分詞〉
例)I am listening to music now.
4.過去進行形
★〈was / were + 現在分詞〉
例)I was listening to music at that time.
補足:
未来進行形:
★〈will be + 現在分詞〉
例)I will be listening to music tomorrow afternoon.
5.現在完了形
★〈have / has + 過去分詞〉
例)I have lived in Paris for five years.
6.過去完了形
★〈had + 過去分詞〉
例)I had lived in Paris for five years when I first met him.
未来完了形:
★〈will have + 過去分詞〉
例)I will have finished the report by tomorrow.
7.現在完了進行形
★〈have / has + been + 現在分詞〉
例)We have been playing soccer for two hours.
8.過去完了進行形
★〈had + been + 現在分詞〉
例)We had been playing soccer for two hours when it started to snow.
補足:
「未来のある時点までの動作の継続」は未来完了進行形〈will have been + 現在分詞〉で表しますが,実際には使われることは少なく,未来完了形で表すことが多いです。
まとめ
進行形: be 動詞+~ing
未来進行形: will+be+ ~ing
完了形: have/has/had + 過去分詞
完了進行形: have/has/had + been + ~ing
未来完了形: will have + 過去分詞
こちら↓も参考にしてください。