これまで色々な項目についてバラバラでお伝えしてきましたが,項目毎にまとめました。
Chapter 6 は「助動詞」,Section 1は "can / could / be able to" についての前半をお伝えします。
助動詞は動詞の原形と共に使い,動詞だけでは表すことができない色々な情報を伝えることができます。
多くの助動詞は複数の意味を持っています。
また,意味によって過去を表す形が変わる場合もあるため,注意が必要です。
助動詞の過去形について
多くの助動詞には過去形がありますが,必ずしも「過去」を表すとは限りません。
助動詞の過去形が表すのは,時の情報だけではありません。
助動詞を過去形にすることで次の3種類の「距離」が生じると考えることができます。
1. 「現時点」からの距離 → 過去の出来事
2. 依頼する「相手」からの距離 → 丁寧な表現
3. 「現実」からの距離 → 低い確信度
今回は can / could / be able to について前半をお伝えします。
can[could] の意味
(1)能力・可能
1. Mary cannot play the piano.
メアリーはピアノを弾くことができません。
★can の否定形は cannot (1語)。口語では can't も使います。
2 . Can you ski?
あなたはスキーができますか?
3. You will be able to read English newspapers some day.
あなたはいつか英語の新聞を読むことができるでしょう。
4. I have not been able to confirm this.
私はこれを確認できていません。
★ここ大事!
be able to は can とほぼ同じ意味で使うことができます。
助動詞の後に助動詞を続けることはできないため(✖ will can read)、未来を表すwill のあとや完了形と共に使われる場合は be able to を続けます。
be able to はやや堅い表現なので、現在時制では be able to ではなくcan を用いるのが自然です。
★応用編★
厳密には be able to と can は次のような違いがあります。
can 「実現可能性」を表す
be able to 「能力」を表す
つまり,「可能性としてできる,やろうと思えばできる」場合は can,「実際にできる」場合は be able to を使います。
5. I could run fast when I was young.
私は若い頃は速く走ることができました。
6. He could not pass the examination.
彼はその試験に合格することができませんでした。
★こことても大事!
could は 「一定の期間持っていた能力」を表し,特定のことが一度だけできたときには通例 could は使われず,be able to を使います。
× He could pass the examination.
ただし,6. の文のように特定のことが一度だけできなかった(否定文)という場合には could (not) が使われます。
(2)許可
7. You can use my computer.
あなたは私のコンピューターを使ってもいいですよ。
★比較
may も許可を表しますが、口語では can の方がよく使われます。
8. Can I open the window?
窓を開けてもいいですか。
★返答例
窓を開けてもよい場合
Sure.
Go ahead.
All right.
Yes, of course.
窓を開けてほしくない場合
I'm afraid you cannot.
I'm afraid not.
I'm sorry you cannot.
これらの後に、そうして欲しくない理由も加えましょう。
9. Could I see you again?
またお会いできますでしょうか。
★ここ大事!
could は can の「過去形」ですが、助動詞や動詞の「過去形」が必ずしもいつも過去の出来事を表すわけではありません。
Can I ~? よりも Could I ~? の方が丁寧な表現です。
このように can[could] にはさまざまな意味があります。
さまざまな場面で使いこなせると,便利ですね。
次回は can / could / be able to いついて後半をお伝えします。
前の記事↓
詳しくはこちら↓を参考にしてください。