将来、「使える英語」を身に着けるためには、中学生の頃どんな風に英語を勉強すればよいのかについて考えてみたいと思います。
あくまでも、私の経験から私が感じたことであることをご了承ください。
中学校で習う事
最初はアルファベットから、そして3年間で、ほとんど全ての文法項目を習います。
つまり、とても速いペースでどんどん新しいことを習うことになります。
それについていけない人も多く、中学2年生になると英語は苦手という人が増えてきます。中学3年生になると更に増えてしまいます。
英語が不得意な2年生や3年生が(大人でも)、心機一転してまた頑張ろうと思えば、挽回は可能です。
ただし、最初から復習することになるので、時間がかかってしまいます。できれば、なんとか遅れずに学校の授業についていってもらいたいですね。
英語が得意な人
では、英語が得意な人はどんな人かというと、やはりある程度の理解力は必要だと思います。
そして単語の意味などを覚えなくてはいけないので、記憶力も必要です。
ただし、必ずしも理解力が高くなくても、たっぷり時間をかければ、学校の授業についていくことは可能です。
一番大切なのは、継続して学習することだと思います。
そのために必要なのは、子どもの場合と同様に、英語に興味を持つことや、学習自体を楽しむこと、そして将来こんな風になりたい、という目標を持つことなどが考えられると思います。
楽器でもスポーツでも何でもいいのですが、継続して何かを頑張ってきた人は、英語学習も頑張れる人が多いような気がします。
得意にも2通りあります
大人を教えてみてわかったのですが、中学校で英語が得意だったという人にも2通りあるような気がします。
分かりやすくいえば、条件付きでできる人と、本当にできる人です。
条件付きでできる人
中学校のテストは選択問題が多いですよね。しかも範囲が限られていて対策しやすいため、要領がいい人は「なんとなく」理解できていれば、正答を選ぶことが可能です。
また、「単語がバラバラに並べてあって、それを正しい順番に並べ替える」形式なら、英文を作れます。
おそらく、最初から全て自分で英文を考えることは苦手なはずですが(あやふやな知識では難しいため)、そのような問題はテストに出ないことが多いので、それが苦手ということに気づいていない人も多いようです。
本当は、なんとなく理解しているだけなのですが、「自分は英語ができる」と思っている人もいます。このような場合は、大人になるとすっかり忘れてしまっているので、総復習が必要です。
本当にできる人
ただ覚えるのではなく、違いを理解したり、理由を考えたりしながら学習している人は、なんとなくではなく、正しく文法が理解できています。
そういう人は、大人になってからも英語を使いこなすことができます、または少し復習すれば容易に思い出すことができます。
「簡単な会話なら、中学校で習った文法で十分」と言われていますが、逆にいえば中学校の文法はそれほど大切なのです。
あいまいな知識ではアウトプットできないので、正確に理解することが大切です。
お薦め
英語が苦手な人は、思い切って中学レベルの文法を復習することをお勧めします。
土台がしっかりしていなければ、高層ビルはもちろん平屋建ての家を建てることも難しいでしょう。
どんな家にしようかと考える前に、頑丈な土台作りが大切だと思います。
お読みいただき、ありがとうございます。
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