これまで色々な項目についてバラバラでお伝えしてきましたが,項目毎にまとめました。
今回は「リーディング力と語彙力アップのヒント」についてお伝えします。
文法
生まれたときからずっと接してきた日本語で会話をしたり文章を読んだりするときに,文法を意識することはないかもしれません。
ところが,日本で英語を学ぶ場合は,日本語を身に着けたのとは環境が違います。
圧倒的に少ない接触量を補ってくれるのが文法です。
少なくとも,中学校で習う基本的な文法は理解しておきましょう。
語彙
情報を正しく理解したり発信するためには,語彙力が不可欠です。
意味だけではなく,正しい発音を知っておくことも大切です。
間違った発音を覚えていると,聞こえてきた単語と自分が知っている単語が一致しないですし,自分が伝える際も正しく伝わりません。
また,単語を覚える際は,受信語彙(必ずしも自分で発信できなくても,読んだり聴いたりしたらわかる語彙)と発信語彙(自ら発信できる語彙)を分けて覚えると効率的です。
リーディング用には,受信語彙を増やしましょう。
フレーズリーディング
リーディング力アップのために,フレーズ[スラッシュ]リーディングを習得しましょう。これはフレーズ毎に英語の語順のまま意味を理解する方法です。
例)
I will visit my grandparents / who live in Paris / and stay there / for a week.
私は祖父母(の家)を訪れます。(祖父母は)パリに住んでいます。そしてそこに滞在します。1週間。
このように,目線は常に左から右,上から下に動かします。
正しい日本語に訳そうとすると,目線を上下左右に動かさなくてならないため,非効率的で読む速度も落ちてしまいます。
和訳するような指示があった場合はそうするしかありませんが,自分だけが理解すればよい場合は,英語の語順のまま読むようにしましょう。
精読と多読
読解力を磨くためには,精読と多読の両方が必要です。
精読
分からない場合は調べながら,文法や語彙を正しく理解し丁寧に文章を読む方法です。
精読用には,やや難しいと思うレベルの文章が適切です。
多読
自分にとって簡単だと感じるレベルの文章をたくさん読む方法です。
原則的に途中で単語を調べたりせず,スラスラと読み進めていきます。
英語力を伸ばすために必要なことは,年齢や目的,環境などによって異なります。
悩みも人それぞれだと思います。
ご自分に合う方法で英語力を伸ばしていきましょう。
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