大人になって英語を習う理由はさまざまですが、どの程度の英語力を必要としているのかによって、やるべきことも変わってくると思います。
でもどのレベルの人にも共通していると思うのは、「高すぎるプライドは邪魔になる」ということです。
できないから習っているのですから、間違えても気にしすぎないことがコツではないかと思います。
必ずしも全員が高い英語力を目指しているわけではないので、それぞれの目的に合う学習について考えてみました。よろしければ参考にしてください。
旅行先で困らない程度の、簡単な会話力が必要な場合
空港で、レストランで、などのように、場面ごとによく使う表現を覚えてしまいましょう。ただし、やみくもに覚えられないという場合は、簡単な文法を復習した方が覚えやすいと思います。
実は私には苦い経験があります。英語圏以外の外国に行った際、多分英語が通じるだろうと思い、現地の言葉は「こんにちは」「ありがとう」くらししか言えない状態で行きました。
ところが、英語が話せない(話したくない?)人ばかりで、意思の疎通が難しく、とても残念な思いをしました。簡単なやりとりができるように、現地の言葉を覚えていけばよかったと後悔しました。
簡単な会話だとしても、全く話せないよりも何倍も素晴らしいことだと思います。
ある程度話せれば十分な場合
昇進試験など、または全社員にTOEIC(R)600点以上取得することを義務付けている企業が多いですよね。
このくらい簡単と思う人もいらっしゃるでしょうが、なかなか超えられない人もたくさんいらっしゃいます。その差は何なのか私が感じたことをお伝えします。
TOEIC(R) 600点を超えられない人
まず、語彙力がない人が多いです。ほんとに、驚くほど語彙がない人もいらっしゃいます。
問題文に書いてある単語がわからないことも多いので、当然何を問われているかもわかりません。やはり基本的な語彙力は必須です。
そして、中学レベルの文法が理解できていない人は、なかなか600点を超えられません。やはり、基本的な文法は復習すべきだと思います。
逆に、ある程度の語彙力があり、中学レベルの文法が理解できている人は、600点を超えるのはそれほど大変ではありません。
高い英語力を必要とする人
趣味であれ、仕事上必要であれ、高いレベルの英語力を身に着けるためには、文法の理解、多量のインプット、そしてアウトプットの練習が必要です。
スピーキング力やライティング力がある人に、これまでどんな学習をしてきたのか尋ねると、多くの人は高校生のときにしっかりアウトプットの練習をしていることがわかりました。
英作文に力を入れていたとか、基本構文を覚えたなど、インプットばかりではなく、アウトプットにも力を入れていたようです。
自ら率先してやっていた人もいますし、強制的にやらされた(笑)人もいますが、いずれにしてもアウトプットの練習が後々役に立つのだと思います。
これまでにあまりアウトプットに力を入れてこなかった方は、これからでも間に合います!インプットだけでなく、アウトプットの練習もたっぷり取り入れましょう。
性格
どの年齢の人にもいえることだと思いますが、素直な人、そして間違いを恐れずどんどん挑戦する人が伸びていくのは言うまでもありません。
特に大人はプライドが邪魔をすることがあるので、注意が必要です。
成長途中なので「間違っても気にしない」というおおらかな気持ちで続けることが、特に大人になって英語力を伸ばす秘訣だと思います。
また、すぐにあきらめず、継続して頑張れる粘り強さも必要です。
こちら↓も参考にしてください。