これまで色々な項目についてバラバラでお伝えしてきましたが,項目毎にまとめました。
Chapter 6 は「助動詞」,Section 4は "must / have[had] to" についてお伝えします。
助動詞は動詞の原形と共に使い,動詞だけでは表すことができない色々な情報を伝えることができます。
多くの助動詞は複数の意味を持っています。また,意味によって過去を表す形が変わる場合もあるため,注意が必要です。
助動詞の過去形について
多くの助動詞には過去形がありますが,必ずしも「過去」を表すとは限りません。
助動詞の過去形が表すのは,時の情報だけではありません。
助動詞を過去形にすることで次の3種類の「距離」が生じると考えることができます。
1. 「現時点」からの距離 → 過去の出来事
2. 依頼する「相手」からの距離 → 丁寧な表現
3. 「現実」からの距離 → 低い確信度
今回は must / have[had] to についてお伝えします。
must の意味
(1)義務・必要性
1. You must stay here.
あなたはここにいなければいけません。
2. I said that he must call her first.
私は,彼はまず彼女に電話しなければならないと言いました。
★ここ大事!
must には過去形がないため,時制の一致では現在形の must を使います。
(2)強い勧め
3. You must eat this fruit.
ぜひこの果物を食べてください。
★「ぜひ~してください」と相手に強く勧めるときに使います。
(3)禁止
4. He must not come here.
彼はここに来てはいけません。
★否定形は「禁止」を表します。
(4)強い確信
5. You must be tired after a long day's work.
あなたは長い一日の仕事の後で疲れているに違いありません。
★ここ大事!
この意味の must は否定文・疑問文には使われず,代わりに can(not) が使われます。
例)
Can the rumor be true?
その噂は本当だろうか。(強い疑いの気持ち)
The rumor cannot be true.
その噂は本当であるはずがありません。(強い否定の気持ち)
have[had] to の意味
(1)義務・必要性
1. You have to go home now.
あなたはもう家に帰らなければいけません。
★比較
must と have[had] to はしばしば同じように使われますが,厳密には must は主語の主観的な意見を表し,have to は客観的な意見を表します。
have to の方がやわらかく聞こえるため,特に日常会話ではこちらが好まれる傾向があります。
2. He had to wait for a long time.
彼は長い間待たなければいけませんでした。
★ここ大事!
★must には過去形がないため,過去を表す際は had to を使います。
3. We will have to wait unti my room is ready.
私達は部屋の準備ができるまで待たなければいけないでしょう。
★未来を表す際は will have to ~のように have to を使います。
(2)不必要
4. You do not have to call me tonight.
あなたは今夜私に電話する必要はありません。
★比較
must not は「~してはいけない」という「強い禁止」を表し,do[does / did] not have to ~は「~しなくてよい」という「不必要」を表します。
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