これまで色々な項目についてバラバラでお伝えしてきましたが,項目毎にまとめました。
Chapter 2 は「文型と動詞」,Section 6は「第4文型」についてお伝えします。
第4文型 S + V+O+O (+修飾語)
★第4文型は主語と述語動詞の後に目的語が2つ続きます。
★1つ目の目的語(間接目的語)には通例「人」が置かれ,2つ目の目的語(直接目的語)には通例「もの」が置かれます。
★目的語には名詞が使われ,動作や行為の対象となる語が置かれます。
例文
1. My sister gave me a watch.
私の姉は私に腕時計をくれました。
★2つの目的語を入れ替えることも可能ですが,その場合人を表す目的語の前に前置詞が必要です。
→ My sister gave a watch to me. (SVO + to + 人)
2. He bought me a watch.
彼は私に腕時計を買ってくれました。
★2つの目的語を入れ替えることも可能ですが,その場合人を表す目的語の前に前置詞が必要です。
→ He bought a watch for me. (SVO + for + 人)
3. He asked me several questions.
彼は私にいくつか質問をしました。
★2つの目的語を入れ替えることも可能ですが,その場合人を表す目的語の前に前置詞が必要です。
→ He asked several questions of me. (SVO + of + 人)
★第3文型で表すとき,「人」の前に置く前置詞が異なります。
1.to を用いる give 型の動詞
to ~は「方向」を表します。
原則的に、そこに「相手」がいなければ、その動作を行うことができない動詞と考えることができます。自分が持っているものなどを他の人に届けるという意味合いがあります。
この型の動詞:
give / send / hand / show / lend / tell / write / teach / pay / offer / pass など
2. for を用いる buy 型の動詞
for ~は「~のために」という意味です。
原則的に、そこに「相手」がいなくても、その動作を行うことができる動詞と考えることができます。相手の利益になることをしてあげるという意味合いがあります。
この型の動詞:
buy / choose / find / make / cook / get / save など
3. of を用いる動詞
ask のみ
ただし、〈ask+O+of +O〉の形をとるのは,目的語が question などの限られた語の場合のみです。
詳しくはこちら↓をご覧ください。
★第3文型と第4文型は,ただ形が違うだけではありません。
英語は、相手が既に知っている情報(旧情報)を先に伝え、相手が知らない(であろう)情報(新情報)を後で伝える傾向があります。
また,通例新情報に重点を置いています。
つまり、後にくる目的語を強調しているのです。
My sister gave me a watch.
a watch を強調しています。
My sister gave a watch to me.
to me を強調しています。
詳しくはこちら↓をご覧ください。
ここ注意!
SVOO の形をとらない動詞があるので,注意しましょう。
〇 I will explain this rule to him.
私は彼にこのルールを説明します。
× I will explain him this rule.
〇 Please inform him of[about] this fact.
彼にこの事実を知らせてください。
× Please inform him this fact.
〇 I introduced Tom to my sister.
私はトムを姉に紹介しました。
× I introduced Tom my sister.
〇 I suggested this plan to him.
私は彼にこの計画を提案しました。
× I suggested him this plan.
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