英語学習法や文法説明

私がこれまでに得た色々な情報をお伝えします!

代名詞の使い分け (1)

今回は代名詞についてお伝えします。

 

it / this / that や,it  / one など,細かい違いがわからないため,どの代名詞を使えばよいのか悩んだことがある人は多いと思います。

 

今回はそれぞれの代名詞の使い分けについて2回に分けてお伝えします。

 

 

代名詞としてではなく,形容詞として使われ,後ろに名詞を伴う場合もありますが,今回は代名詞についてのみお伝えします。

 

9.15. はこちら↓をご覧ください。

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問題

空欄に適切な代名詞を入れましょう。

 1.  What time is (     ) now?

 今何時ですか?

 

 2.   I want to help (     ) who are in trouble.

 私は困っている人を助けたいです。

 

 3.  This sweater is too big for me.  Can you show me a smaller (     ).

 このセーターは私には大きすぎます。もっと小さいのを見せてくれませんか?

 

 4.  The speed of light is faster than (     ) of sound.

 光の速度は音の速度より速い。

 

 5.  Did you buy potatoes?  Yes, I bought (     ). 

 じゃがいもを買いましたか? はい,買いました。

 

 6.  I drank a cup of tea, and ordered (     ).

 私は一杯のお茶を飲み,もう一杯注文しました。

 

 7.  I have two sisters.  (     ) of them is married.

 私には2人の姉妹がいます。どちらも結婚していません。

 

 8.  My bag is bigger than (     ).

 私の鞄はあなたのより大きいです。

 

 

 

 

解説と解答

代名詞には,「人称代名詞」「指示代名詞」「不定代名詞」の3種類があります。

それぞれの代名詞を簡単に説明します。

 

人称代名詞:I,it,he,they など

★名詞の繰り返しを避けるために用いられ,1人称,2人称,3人称があります。

 

★文の中の役割によって,me,her のように格変化します。

 

★ it は人以外のものを指しますが(人ではありませんが),人称代名詞のひとつです。

 

 

指示代名詞:this,thatなど

★人や物を指したり、文の一部を表します。

 

 

不定代名詞:one(s)、another、someone など

★不特定の人や物,数量などを表します。

 

 

 

解答は次の通りです。

 

 1.  What time is (  it   ) now?

★「時間」を表す際は it を主語にします。

 

it は,何を指すのかがわかっている内容を「それ」と表します。

 

it は既出の単数名詞や不可算名詞,句や節,文全体などの代わりに使われます。

 

it曜日,日付,時間,天候,距離,明暗,状況,など漠然と相手と共有している内容を述べる際にも使われます。

 

it形式主語としてこれから述べる内容を表します。

 

 

 

2.   I want to help (  those   ) who are in trouble.

those who … で「…する人々」という意味です。

 

those の後の〈who+be動詞〉は省略されることがあります。

例)those concerned (関係者)

 

 

 

 3.  This sweater is too big for me.  Can you show me a smaller (  one   ).

one は数詞としてだけではなく,既出の可算名詞の繰り返しを避けるために代名詞としても使われ,同種のもの(ここではセーター) を「そのひとつ」として表します。

 

比較

one が不特定の同種の別のものを表すのに対し,it は特定のものを表します。

例)

He gave me a watch with diamonds.

I do not like it. (it=a watch with diamonds).

I like a simple one. (one=watch)

 

 

★不可算名詞を one で表すことはできません。その場合は名詞を繰り返すか,名詞を省略します。

例) I prefer white wine to red (wine).

 

one は単独で使われるだけでなく〈a+修飾語+one〉〈修飾語+onesの形で使われることもあります。

 

 

 

 4.  The speed of light is faster than (  that   ) of sound.

that[those] は既出の名詞の繰り返しを避けるため,よく比較の対象を表す際前置詞(ここでは of )の前によく使われます。

 

ただし,人の代わりに使うことはできないため,その場合は one を使います。

例)The boy with red hair is taller than the one( ×that) with black hair.

 

 

 

 5.  Did you buy potatoes?  Yes, I bought (  some   ). 

★不特定の同種の複数のものは some で表します。

 

ここ大事!

単数の場合は one で表すこともできますが,複数の場合は some または〈修飾語+ones〉で表します。

例)

Do you have a pen? 

〇 Yes. I have one.

     

Did you buy potatoes?

〇 Yes, I bought some.

〇 Yes, I bought expensive ones.

×  Yes, I bought ones.

 

 

 

 6.  I drank a cup of tea, and ordered (  another   ).

another は不特定の追加の他の一つ[一人]を表します。元々冠詞を含んでおり,直前に冠詞や指示形容詞(this / that など) を付けることはできません。

× an another

× this another

 

 

 

 7.  I have two sisters.  (  Neither   ) of them is married.

neither は「(2人/2つのうち)どちらも~ない」という意味で使われ,単数扱いです。

 

★「(2人/2つのうち)どちらも~だ」というときは both を,「どちらか一方が~だ」というときは either を使います。

 

★「(3人/3つ以上の)すべて」は all を,「(3人以上の)すべて」は everyoneeverybody を, 「(3つ以上の)すべて」は everything を使います。

 

★★「(3人/3つ以上の)誰も/何も~ない」は none (+ of 可算名詞の複数形 / + of +不可算名詞)  を,「(3人以上の)誰も~ない」は no onenobody を, 「(3つ以上の)何も~ない」は nothing を使います。

 

nobody名詞として「取るに足りない人,何の影響力もない人」という意味で使うこともあります。

例)

He is nobody.

彼はつまらない人です。

 

 

 

 8.  My bag is bigger than ( yours   ).

yours は〈your+名詞(ここでは bag)〉の代わりに使われます。

 

ここ大事!

不特定の同種のものを表す one は所有格や奇数詞の直後に使うことはできません。

× My bag is bigger than your one.

 

 Do you have eggs?  

〇 Yes. I have three (eggs).

×  Yes.  I have three ones.

 

 

細かい違いまで明確に理解しておきましょう。

 

 

 

こちら↓も参考にしてください。

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