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英語の文法用語 | 語・句・節・文 とは ① | 品詞 | 句 ↔ 節の書きかえ |so that構文とtoo ~to 構文|名詞句、形容詞句、副詞句、名詞節、形容詞節、副詞節

文法が難しいと感じる理由の一つに、文法用語がわからないということもあるかもしれませんね。今回は「語」「句」「節」「文」についてお伝えします。

 

1.「語」とは単語の一つ一つこと

例)

English / happy / study / always / in / when / can / not など

 

これらの「語」は、意味や文中での役割などによって、8種類(名詞、動詞、形容詞、副詞、代名詞、前置詞、接続詞、間投詞)、またはこれに冠詞と助動詞を加えた10種類の品詞に分類されています。

 

なお、「句」「節」も文中での役割によって、「名詞」「形容詞」「副詞」の働きをします。

 

品詞については、こちら↓を参考にしてください。

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2. 「句」とは「主語+述語動詞」を含まない2語以上のまとまり

例)

how to swim / made by her / after lunch など

 

 

「節」とは「主語+述語動詞」を含む2語以上のまとまり

例)

 when I was young /  after I eat lunch / I know him など

 

 

 

4.「文」は事実、意見、感情などを表す

通常大文字で始め、文尾にピリオド( . )、感嘆符( ! )、疑問符( ? )を置きます。

 

多くの場合「主語+述語動詞」を含みますが、中には単語一語だけの場合や、主語や述語動詞が省略される場合もあります。

 

例)

Thanks. / Really?  / Excuse me. / I like coffee.  など

 

 

問題

それぞれの指示に従って日本語に合うように空欄に適切な語を入れましょう。

 

ただし一語とは限りません。また、それぞれの品詞も考えましょう。

 

 1. 

I know a girl (                     ) over there.

私は向こうでテニスをしている女の子を知っています。(節で)

 

 

2.

I know a girl (                  ) over there.

私は向こうでテニスをしている女の子を知っています。(句で)

 

 

3.

I have decided that (               ) next year.

私は来年留学することに決めました。(節で)

 

 

 4.

I have decided (                ) next year.

私は来年留学することに決めました。 (句で)

 

 

 5.

He quit his job (                 ) 30.

30歳のときに彼は会社を辞めました。(節で)

 

 

 6.

He quit his job (                ) 30.

30歳のときに彼は会社を辞めました。(句で)

  

 

 7.

We could not play tennis yesterday morning (               ).

昨日の朝は雨が降っていたので、私たちはテニスができませんでした。(節で)

 

 

 8.

We could not play tennis yesterday morning (              ).

昨日の朝は雨が降っていたので、私たちはテニスができませんでした。(句で)

  

 

 9.

That desk was (            ) that we (                ).

あの机はとても重かったので、運ぶことができませんでした。(2つの節で)

 

 

10.

That desk was (                 ).

あの机はとても重かったので、運ぶことができませんでした。(句で)

 

 

 

解答と解説

 1. 

I know a girl (   who is playing tennis    ) over there.

私は向こうでテニスをしている女の子を知っています。(節で)

 

形容詞節

who is playing tennis over there は関係代名詞節で、先行詞(関係代名詞節が修飾する名詞)は a girlです。

 

 

2.

I know a girl (   playing tennis  ) over there.

私は向こうでテニスをしている女の子を知っています。(句で)

 

形容詞句

現在分詞の playing以下 が a girl を修飾しています。

 

分詞については、こちら↓を参考にしてください。

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 3.

I have decided that (   I will study abroad   ) next year.

私は来年留学することに決めました。(節で)

 

名詞節

接続詞のthat以下が動詞のdecide の目的語になっています。

 

 

 4.

I have decided (  to study abroad ) next year.

私は来年留学することに決めました。 (句で)

 

名詞句

不定詞の to以下が動詞の decide の目的語になっています。

decide to 不定詞 ~は「~することに決める」という意味です。

 

 

 5.

He quit his job (    when he was   ) 30.

30歳のときに彼は会社を辞めました。(節で)

 

副詞節

接続詞の when以下が副詞の働きをしています。

 

 

 6.

He quit his job (   at the age of    ) 30.

30歳のときに彼は会社を辞めました。(句で)

 

副詞句

前置詞の at 以下が副詞の働きをしています。

 

 

7.

We could not play tennis yesterday morning (  because it was raining ).

昨日の朝は雨が降っていたので、私たちはテニスができませんでした。(節で)

 

副詞節

接続詞のbecause以下が副詞の働きをしています。

 

 

 8.

We could not play tennis yesterday morningbecause of〔due to〕rain  ).

昨日の朝は雨が降っていたので、私たちはテニスができませんでした。(句で)

 

副詞句

前置詞句の beause of 〔due to〕以下が副詞の働きをしています。

 

 

 9.

That desk was (   so heavy  ) that we ( could not carry it ).

あの机はとても重かったので、運ぶことができませんでした。(2つの節で)

 

副詞節

接続詞の that以下が副詞の働きをしています。

「so +形容詞 / 副詞+that ~」は「とても…なので~だ」という意味です。

 

 

10.

That desk was (   too heavy to carry   ).

あの机はとても重かったので、運ぶことができませんでした。(句で)

 

副詞句

不定詞の to 以下が副詞の働きをしています。

「too + 形容詞 / 副詞 + to 不定詞~」は「…すぎて~できない」という意味です。 

 

こことても大事!

9. には動詞の目的語の it が必要ですが、10.には不要であることに注意しましょう。

 

9.は、2つの節が両方とも完全な文になっています。

1つ目はThat desk was so heavy.

2つ目は(that) we could not carry it.

他動詞の carry の後に目的語である it が続いています。

 

それに対し10. は1つの節だけで文が成り立っています。

that desk は文の主語であると同時に carry の目的語の役割も担っています。

 

 

 

文法用語を正しく理解しておくと、説明が分かりやすくなります。

 

また、今回のような「句」↔「節」の書きかえが自由にできると、表現の幅が広がるので、どちらでも使えるようにしておきましょう。

 

お読みいただき、ありがとうございました。

 

こちら↓も参考にしてください。

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