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英語の関係詞 ①| 関係代名詞、関係副詞、関係形容詞、複合関係形容詞 | who / which / that / whose / whom / what / whatever / where / when / why / how

英文を理解するうえで関係詞はとても大切です。また、関係詞を選択する問題はどの試験にもよく出ますよね。今回は注意すべき関係詞についてお伝えします。

 

まずは簡単に関係詞について簡単に確認しておきましょう。

 

関係詞には、関係代名詞関係副詞があります。それぞれ「接続詞代名詞」「接続詞副詞」の2つの役割を併せ持っています。

 

 

関係代名詞について例文で確認しましょう。

〇 I have a friend and he is a writer.

 

✖ I have a friend he is a writer.

★2つの節(S+Vを含む2語以上) を結ぶには、接続詞が必要です。

 

 

〇 I have a friend who is a writer.

★whoが接続詞代名詞の2つの役割をしています。

 

★who is a writer という関係詞節は、a friendを修飾しています。

 

a friend のように、後ろから修飾される語、句、節は「先行詞」と呼ばれます。

関係詞節の役割や先行詞によって関係代名詞を使い分けます。

 

 

 

問題

次の空欄に適切な語を入れましょう。また、それぞれの関係詞の関係詞節の中での役割 (主語、動詞の目的語など) についても考えましょう。

 

 1.  I will give you (          ) books you like.

どれでもあなたが好きな本を差し上げます。

 

 2.  He is a good writer (          ) I believe will get an award some day.

 

 3.  There is no rule (          ) has some exceptions.

 

 4.  A man's worth lies not in  (          ) he (          ) but in (          ) he (           ).

 人の価値はその人の財産にあるのではなく人柄にある。

 

 5.  This is the hotel (          ) my grandfather designed.

 

 6.  This is the point (          ) he is wrong.

 

 7.  The time will come (          ) your dream will come true.

 

 8.  The hotel (          ) I went was wonderful.

 

 9.  He has (        ) (       ) (        ) to be a professional basball player.

彼はプロの野球選手になる素質があります。

 

10.  (          ) there's a (          ), there's a way.

意志あるところには道がある。

 

 

 

 解答と解説

関係代名詞関係詞節の中で欠けている部分を補います。

(主語が欠けていれば主格、目的語が欠けていれば目的格など)

 

関係副詞は副詞と同様、文の要素にはなりません。つまりそれがなくても文は完成します。

 

ここ大事!

関係代名詞不完全な文

関係副詞完全な文

 

 

1.  I will give you (  what / whatever  ) books you like.

what は「関係代名詞」、whatever は「複合関係代名詞」です。

 

関係代名詞の what は「~すること」という意味で、先行詞を含んでいます。

この文は先行詞がないので what を選びます。

 

このように、後ろに名詞を伴い形容詞的に用いられることがあります。その場合、それぞれ「関係形容詞」、「複合関係形容詞」と呼ばれ、「~するものは何でも」という意味で使われます。

 

whatever の方が意味が強い表現です。(複合関係代名詞については後日説明します)

 

補足

few や little を加えると「わずかではなるが」という意味になります。

例)I gave her what little money I had.

私は持っていたなけなしのお金を彼女にあげました。

 

 

  

2.  He is a good writer (  who / that  ) I believe will get an award some day.

 関係代名詞の直後に I think / I believe / I know / I suppose などが挿入されることがあるので注意しましょう。

 

I believe を外して考えると、関係詞節の関係詞以降 (will get an award some day) は主語が欠けている不完全な文なので、関係代名詞の主格の who が正解です。that は主格や目的格としてほとんどのケースに使うことができます。(できない場合については後日説明します)

 

 

 

 3.  There is no rule (   but    ) has some exceptions.

 否定の先行詞関係代名詞の but で「~でない…はない」という意味です。

 

 

 

 4.  A man's worth lies not in  (  what   ) he (   has  ) but in (  what  ) he (  is   ).

 関係代名詞の what は「~すること」という意味で、先行詞を含んでいます。

この文は先行詞がないので what を選びます。

 

what he has はその人が持っているもの→(ここでは)財産

what he is はその人の人柄

 

 

 

5.  This is the hotel (  which / that   ) my grandfather designed.

先行詞が場所なら常に関係副詞が続くわけではありません。

 

関係詞節の関係詞以降 (my grandfather desinged) は、他動詞の design の目的語が欠けている不完全な文なので関係代名詞の目的格が正解です。

 

補足

自動詞が使われている場合も、前置詞があれば前置詞の目的語が必要です。

例) This is the hotel which he talked about.

関係詞節の関係詞以降 (he talked about) は、前置詞の about の目的語が欠けている不完全な文なので関係代名詞の目的格が正解です。

 

 

 

 6.  This is the point (  where   ) he is wrong.

 関係詞節の関係詞以降 (he is wrong) は完全な文なので関係副詞が正解です。

 

関係副詞は先行詞によって where / when / why / how のどれかを選びます。

where の先行詞は場所を表す語だけとは限りません。 point / case / situation などが先行詞のときも関係副詞はwhereを用います。

 

 

 

 7.  The time will come (  when   ) your dream will come true.

関係詞節の関係詞以降 (your dream will come true) は完全な文なので関係副詞が正解です。

 

先行詞は the time ですが、先行詞のすぐ後に関係詞節を続けると主部が長くなってしまうときには、このように先行詞と関係詞節が離れることがあります。

 

 

 

 8.  The hotel (  where   ) I went was wonderful.

 

関係詞節の関係詞以降 (I went) は完全な文なので関係副詞が正解です。

先行詞が場所を表しているので、4つの関係副詞のうち where を選択します。

 

 

 

 9.  He has ( what ) ( it   ) ( takes   ) to be a professional basball player.

what it takes は慣用的に「必要な素質」という意味です。 

 

 

10.  (  Where   ) there's a (  will  ), there's a way.

 関係詞節の関係詞以降 (there's a will) は完全な文なので関係副詞が正解です。

 

関係副詞の where は先行詞が省略さることがあります。

 

補足

関係副詞の when / why / how も同様に先行詞が省略されることがあります。

 

注意

関係副詞の how は the way how のように先行詞と how を同時に使いません

〇This is the way I wash my teeth.

〇This is how I wash my teeth.

のように、先行詞か関係副詞のどちらかしか使えないので注意が必要です。

 

✖This is the way how I wash my teeth.

 

 

 

  

それぞれの使い方をしっかり確認しておきましょう。慣用表現はそのまま覚えてしまいましょう。

 

お読みいただき、ありがとうございます。

 

よろしければこちら↓も参考にしてください。keikoringbasic.hatenablog.jp

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