「前置詞+抽象名詞」が形容詞や副詞の働きをする場合があります。言い換え表現としても便利ですので、是非使いこなしましょう。
問題
空欄に適切な語を入れましょう。
1. This notebook is ( ) little use.
このノートはほとんど役に立ちません。
2. She answered his question ( ) ease.
彼女は彼の質問に簡単に答えました。
3. They lived ( ) peace.
彼らは平和に(または仲良く)暮らしました。
4. The actor's ( ) will be ( ) great value in the future.
その俳優のサインは、将来とても価値のあるものになるでしょう。
5. I met him there ( ) accident.
私はそこで彼に偶然会いました。
6. That news is ( ) no importance to us.
その知らせは私たちにとって重要ではありません。
7. We ( ) the contest ( ) consequence.
結果的に私たちはコンテストで優勝しました。
8. I ( ) her a lie ( ) purpose.
私はわざと彼女にうそをつきました。
解答と解説
1. This notebook is ( of ) little use.
of use (前置詞+抽象名詞) = useful (形容詞)
ここでの of は「~という性質や特徴を持つ」という意味で使われています。
注)動詞の use は最後の音が【z】ですが、名詞は【s】です。
2. She answered his question ( with ) ease.
with ease (前置詞+抽象名詞) = easily (副詞)
3. They lived ( in ) peace.
in peace (前置詞+抽象名詞) = peacefully (副詞)
4. The actor's ( autograph ) will be ( of ) great value in the future.
of value (前置詞+抽象名詞) = valuable (形容詞)
注)sign (サイン) は「契約書などに署名する」 という意味です。有名人のサインはautographといいます。和製英語に気をつけましょう。
5. I met him there ( by ) accident.
by accident (前置詞+抽象名詞) = accidentally (副詞)
6. That news is ( of ) no importance to us.
of importance (前置詞+抽象名詞) = important (形容詞)
7. We ( won ) the contest ( in ) consequence.
in consequence (前置詞+抽象名詞) = consequently (副詞)
注1)as a consequence ということもできます。その際は冠詞が必要です。
注2)「コンテストで優勝する」は win a contest といいます。
8. I ( told ) her a lie ( on ) purpose.
on purpose (前置詞+抽象名詞) = purposely (副詞)
注)「うそをつく」は tell a lie といいます。動詞は say でも speak でもありません。コロケーション(自然な語の組み合わせ)に注意しましょう。
度合いを表すために、副詞ではなく great / little / no などの形容詞が使われていることにも注意しましょう。
言い換え表現を知っておくと同じ単語の繰り返しを避けることができますね。
お読みいただき、ありがとうございます。
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