状態動詞と動作動詞
動詞には色々気をつけるべきポイントがありますが、「状態動詞」か「動作動詞」かも重要です。この違いを意識することで、動詞の選択ミスがグッと減ります!
例えば次の例文を比べてみてください。
NYにどのくらいいたのか想像してください。
1. He lived in NY when he was small.
live(住む)といっているのですから、ある程度長い期間(数年~数十年間)NYにいたことがわかります。
2. He visited NY last year.
visit (~を訪れる)といっているのですから、短い期間(一日~数日間)NYにいたことがわかります。
be used to ~とget used to ~の違いは何でしょう。
3. He is used to living in Tokyo.
be used to ~は「~に慣れている」という現在の状態を表します。
「いつ頃慣れたか」はわかりません。
4. He got used to living in Tokyo three months after he moved.
get used to ~は「~に慣れる」という行為を表します。
「いつ頃慣れたか」を表します。
状態動詞と動作動詞の違い
liveやbeのように、数か月~数年にわたる長期間続いている動作や状態を表す動詞を状態動詞といいます。
visitやgetのように、初めと終わりが明確な動作や行為を表す動詞を動作動詞といいます。
両方で用いられる動詞
状態動詞として用いられる場合と、動作動詞として用いられる場合の両方の用法がある動詞もあります。
have
「持っている」という意味なら状態動詞
「飲食する」という意味なら動作動詞
think
日頃から思っていることなら状態動詞
その時に考えたことなら動作動詞
ある程度時間の幅のある動作動詞
動作動詞は、一瞬の時間を表す動詞だけではなく、ある程度時間の幅のある動作動詞もあります。
例えば sleepは何年も眠り続けるわけではないので、分類としては動作動詞ですが、「寝る」という一瞬の動作を表す go to bed よりも時間の幅があります。
特に「時制」を考えるうで、この区別はとても大切なので、その動詞の持つ「時間の幅」も意識するようにしましょう。
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