発音はどのくらい大切?
子どもに英語を習わせる保護者の中には「発音がよくなること」を期待している人も多いようですが、発音ってどのくらい大切なのでしょうか?
(小さいうちから習うと、本当に発音が良くなるのか、に関してはまた後日)
色々な意見があると思いますが、私は「いいにこしたことはないけれど、一番大切なわけではない」と思っています。
発音と外見
これはあくまで私見ですが、発音にばかりこだわる人って、外見にばかりこだわる人に似ているような気がします。
外見がいいにこしたことはないけれど、必ずしも飛びぬけて良くなくても、他で挽回できますよね。例えば、性格の良さとか、頭の良さとか、コミュニケーション力とか…。逆に、いくら外見が素敵でも、何を見ても「まじ、やば~い」で済ませてしまう人とは、会話がはずまないような気がします。
ただし、全く外見にかまわないのも良くないように、発音に関して全く努力しないのも良くないと思います。
必ずしも「l」や「r」の発音ができなくても、舌の位置などに気をつけてなるべく正しい音で発音しようとするとか、正しいアクセントの位置を覚えるなどの努力は必要だと思います。
英語(らしき言葉)を話してはいても、「英語ではなくてカタカナだな」と思うような発音の方もいらっしゃいますが、おそらく聞き手は何を言っているのか理解するのに相当苦労しているはずです。
…というのは、ほんの少しアクセントが違ったり、発音が違うだけでも、その単語だとわからないことが多いからです。
例えば、allowは「アラゥ」のように発音しますが、「アロー」と言ってしまう人がとても多いです。
その場合、正しく理解してもらえない可能性大です。でも、たとえ「l」がきちんと発音できなかったとしても、「アラゥ」といえば理解してもらえる可能性アップです。
これからできる事
間違った発音を覚えてしまっている人も多いので、発音記号を確認したり、正しい発音を聞いたりしながら、なるべく正しい発音とアクセントを覚える(覚え直す)ことが大切だと思います。
文脈などから理解してもらうことは可能なので、ある程度できていれば、必ずしもネイティブスピーカー並みの発音でなくても、内容を充実させることの方が大切ではないでしょうか。
こちら↓も参考にしてください。