どの分野もバランスよく
「英語ができる人=英語がぺらぺら話せる人」と思っている人が多いようですが、ビジネスなどでは「ライティング力」も重要です。
また、話したり書いたり(アウトプット)するためには、たくさんインプットしておかなければいけません。そのためには「リーディング力」と「リスニング力」も大切ですし、語彙力も必須です。外国語ですので文法力も大切で、これらが全て複雑に絡まっています。
例えば、「話す」にも色々あります。
旅行先で困らない適度の限定的なことを話す
天候や食事についてなど、ある程度パターン化されたことを話す
社会的な話題など、ある程度複雑なことを話す
ある事柄について相手を納得させるために論理的に話す
など、話す内容によって難易度が変わってきますが、難しくなればなるほど総合力が重要になってきます。
国語力と知識も重要
ある研究では、語学力を氷山に例えていました。
英語力と国語力は海上では別々のように見えますが、海中では繋がっているそうです。つまり、国語力も英語力に大きく影響するようです。
国語力というと、「国語が苦手な人は英語も苦手?」と思われるかもしれませんが、必ずしもそうとは限らないと思います。「
理解力」と言い換えてもいいかもしれません。幼稚園児から社会人まで、あらゆる年齢の人に英語を教えた経験がありますが、英語以外の要素も大きく影響していることは確かだと思います。
また、英検1級レベルの英文を理解したり、面接試験で自分の意見を論理的に伝えるためには、色々な分野の知識も必要です。
背景知識があると英文がスッと頭に入ってきますが、逆の場合は、何度読んでも頭に入りません。
そこで私が取り組んだのは、とにかく(日本語で)ニュースを読んだり聞いたりする事です。
時事問題だけでなく、色々な分野の話題に興味を持ち、広く浅く知識を増やすように努めました。
色々な分野について調べる習慣は、現在の翻訳の仕事にも役立っています。そんなこと社会人として当然だと思われる方もいらっしゃるでしょうが、知識が偏っていると自覚されている方は、まずは日本語で知識を増やすことをお勧めします。
よろしければこちらも参考にしてください。